5月25日は世界甲状腺デーです

5月25日は世界甲状腺デーです。2008年5月25日にヨーロッパで甲状腺学会が創立されたことが始まりで、今では世界の甲状腺デーとなりました。

「甲状腺の健康、甲状腺疾患治療の進歩の認識と理解を促進するための日」として、この季節は世界各地で甲状腺疾患の啓発活動が行われています。日本国内でも日本甲状腺学会が中心となり、積極的に情報発信が行われています。

甲状腺は首の付け根にある臓器で、昆虫の蝶々のような形をしています。ここから甲状腺ホルモンという、基礎代謝を調整するホルモンが分泌されています。

甲状腺疾患によって甲状腺ホルモンの分泌量に過不足が起こると、全身にさまざま不調を生じてしまいます。

甲状腺疾患の症状は、更年期症状やうつ病をはじめ、他の病気の症状と間違えられてしまうこともよくあります。甲状腺疾患の症状は、甲状腺疾患の治療を受けなければ改善されません。

原因のわからない不調を抱えている方は、甲状腺ホルモンの検査を受けましょう。

甲状腺疾患の早期発見、甲状腺疾患の方のQOL向上を願っています。